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2023.09.18

バイデン大統領がミネソタ州・フリドリーの電解槽工場を視察

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大統領と州知事がカミンズの工場を視察

2023年4月3日、ジョー・バイデン大統領とミネソタ州のティム・ウォルズ知事らがカミンズのミネソタ州フリドリー工場を訪問。400名の出席者を前にスピーチを行いました。

バイデン政権は、超党派インフラ法(Bipartisan Infrastructure Law)により、新たな長期エネルギー貯蔵技術の実証プロジェクトに資金投入すると発表したばかり。これはエネルギー貯蔵設備の税額控除を拡大するインフレ抑制法とともに、ネットゼロ経済の達成に向けた大きな一歩とされています。

カミンズはこれらの法案を支持し、ホワイトハウスや議会と密接に連携してサポートしてきました。また、今回の訪問に合わせて、フリドリー工場への投資に加え、インディアナ州、ノースカロライナ州、ニューヨーク州にまたがる米国内でのエンジン製造拠点に10億ドル以上の投資を行っています。

バイデン大統領は、「私が大統領に就任して以来、ミネソタ州だけで20億ドル以上の製造業への投資が発表されています。こうした投資により、ミネソタ州で育ち、教育を受けた人々が、ミネソタ州にとどまることができるようになるのです」と語りました。

カミンズ、アメリカ初の電解槽製造を開始

バイデン大統領がインフレ抑制法に署名した2カ月後の2022年10月、カミンズは、フリドリー工場で米国初となる電解槽製造を行うことを発表しました。

電解槽とは水を電気分解して水素をつくり出す機械で、製造工程においても二酸化炭素を排出しないという特徴を持ちます。米国ではクリーンエネルギーの大部分がこれまで国外で生産されてきました。そのため、電解槽製造はネットゼロ経済だけでなく、国内の雇用創出への効果も期待されています。

フリドリーでは89,000平方フィートが、ゼロエミッション技術ブランド「Accelera by Cummins」の電解槽製造に充てられる予定となっています。

バイデン政権の政策について、カミンズのシニア・バイス・プレジデントであるTony Satterthwaiteは、次のように語りました。

「これらの法案のおかげで、米国製電解槽の需要が急増し、フリドリー工場では新たに100名を雇用することができました。また供給拠点でも多くの雇用が生まれ、従業員のキャリアアップにもつながっています」

バイデン大統領らは視察の中で、カミンズ全体でのローエミッションおよびゼロエミッションを牽引するための取り組みについても確認しました。当社は今後も、「より繁栄する世界に力を与え、人々の生活をより豊かにする」というミッションのもと、ネットゼロ経済の実現に向けた道を切り開いていきます。

※この記事は、2023年4月4日に英語版で公開された記事をもとに、再構成したものです。

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