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2022.04.25
カミンズ、いすゞ自動車と中型ディーゼルと先進技術分野での提携を発表
中型ディーゼルエンジン事業と先進技術分野でのコラボレーション
カミンズといすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)は「いすゞ カミンズ パワートレイン パートナーシップ(ICPP)」に基づき、2021年2月に、中型ディーゼルエンジン事業及び先進技術分野で協業を行うことを発表しました。このパートナーシップは、次世代のディーゼル及び代替パワートレインを共同開発し、グローバル市場へ投入することを目指して2019年5月に締結されたものです。
中型ディーゼルにおける協業では、カミンズはB6.7ディーゼルエンジンを供給します。いすゞはそれを中型トラック用として活用し、北米、日本、東南アジアなどで順次販売する見込みです。いすゞの車両に合わせた設計変更や日本の排ガス規制への対応は両社の連携によって行われ、日本国内で組み立てる車両のエンジンはいすゞ栃木工場でつくられる予定となっています。この協業により、両社はディーゼルエンジン及び新技術へのリソースを最適化し、世界中のお客様のニーズに応えることができるようになります。
また、先進先行技術契約を締結し、様々なパワートレイン技術の共同研究も進めています。この契約により、両社の高度な技術力を共有し、より排出ガスが少なく燃費性能の高い次世代型ディーゼルエンジンの開発に取り組むことになります。さらに、カーボンニュートラルを実現させるため、電動技術を含む新たなパワートレイン技術での協業についても検討しています。
カミンズといすゞは、パワー、品質、信頼性、排出ガス、燃費の面で優れた、次世代型の商用車用パワーソースの技術革新をともに推進しています。互いの製品や技術を活用し、独自の強みを生かすことで、グローバルな成長を促進し、事業の幅を広げることができると考えています。
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※この記事は、2021年2月5日に英語版で公開された記事をもとに抄訳しています。