お知らせ
2023.09.11
ジェニファー・ラムジー社長兼CEOがカミンズの取締役会長に就任
カミンズの新会長にジェニファー・ラムジー社長兼CEOを選出
2023年7月12日、取締役会の全会一致でジェニファー・ラムジー社長兼CEOをカミンズの取締役会長に選出したことを発表しました。ラムジーは、7月31日付で執行会長および取締役会長を退任するトム・ラインバーガーの後任として、8月1日より取締役会長に就任します。
ラムジーは2022年2月にカミンズ取締役会員に任命され、2022年8月より社長兼CEOを務めてきました。今後は会長とCEOを兼務し、エネルギー転換期におけるお客様の成功をサポートするために全社を率いていく予定です。
カミンズの成功を支えたラインバーガー元会長
トム・ラインバーガーは2012年から2022年までカミンズの会長兼CEOを務め、就任当初、173億ドルだったカミンズの売上高を昨年には281億ドルまで成長させた功績を持ちます。
また、カミンズのゼロエミッションソリューション事業部門であるAccerelaの設立や、カミンズ史上最大規模となったメリトールの買収などのM&Aによる製品ポートフォリオの拡大など、業界のリーダーとしてのカミンズを先導し続けました。さらにカミンズ社内においては、従業員の能力開発と福利厚生に多大な投資を続け、多様性に富んだ有能なリーダーたちを世に送り出しました。
ラムジーの就任について、ラインバーガー元会長は「環境への影響を抑えつつ、社会のニーズを満たすことを戦略的ビジョンの中心に掲げるジェニファーであれば、カミンズを脱炭素化へと適切に導くことでしょう。彼女こそがこの重要な時期にカミンズを導く理想的なリーダーであると確信しています」とコメントしています。
新会長のもと、脱炭素化戦略を前進
新会長に選出されたラムジーは、CEO就任1年目にしてカミンズの脱炭素化戦略を大きく前進させるとともに、2022年後半から2023年前半にかけての3四半期連続で売上高記録を達成させました。
この間、カミンズはメリトールの買収により中核事業を成長させ、Fuel−Agnostic Engine Platform(燃料を選ばないエンジンプラットフォーム)を含む経済的に実行可能な脱炭素パワートレインソリューションの開発を加速させています。また、2022年には研究開発に12億ドルを投資して事業全体の革新と成長を推進させ、株主への強力な利益還元を実現しました。
就任に際してラムジーはラインバーガーへ感謝を伝えるとともに、「私たちは地域社会に良い影響を与えながら、お客様のニーズに効果的に応える革新的なソリューションを創造し続けます」と意気込みを語りました。ラムジー新会長のもと、カミンズは今後も持続可能な未来の実現をめざし、研鑽を続けていきます。
ジェニファー・ラムジー略歴:
米国インディアナ州コロンバス出身。女性技術者協会、自動車技術者協会、女性トラック協会の会員。パデュー大学で機械工学の理学士号取得後、マサチューセッツ工科大学で機械工学の理学修士号を取得。キャリアを通じて、多様性、公平性、インクルージョン、STEM分野の女性をサポートしてきた。夫と、大学生の娘2人の4人家族。
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※この記事は、2023年7月12日に英語版で公開された記事をもとに、再構成したものです。